中小企業の人材育成。基本は「と金」
『なんじゃ、そりゃー?』
とお思いでしょう。
「と金」とは、将棋で「歩」がひとコマひとコマづつ進んで行き、
敵陣に入ると「金」の働きをすることを意味しています。
大企業と比較して、中小企業は最初から金や銀、ましてや縦横無尽に走り回る
飛車・角を揃えることは現実には困難です。
したがって、
「歩」を一歩一歩進ませて、「と金」に仕立て上げ、活躍してもらう
といった考え方が中小企業における人材育成の基本的考え方と
私は思います。
の意味では、
大企業以上に、中小企業は人材育成に力を入れるべきではないでしょうか?
確かに教育には
根気(あきらめないこと)と労力(コスト)がかかります。
しかも、
すぐに効果が現れるとは限りません。
しかし、
「今、オレが力を入れている教育は」、
『明日飲む水を得るための井戸を掘っているんだ』
と考え、その達成風景をイメージしてみると、
力が湧いてくるのではないでしょうか。
トップ・ミドル・ロワーを問わず、
多くの管理者がこの考えに共感し、今日から実行していただければ幸いです。
決してあきらめず、一歩づつ。